嘉数ゆり連動企画
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最近感銘を受けたもの(スポーツの裏側)

こんにちは! 2024年10月に中途入社したNです。

私はスポーツが好きなのですが、最近はスポーツの裏側に注目し、
選手・指導者の考え方についての情報を集めています。
その中で、感銘を受けたものについてお伝えできればと思います。

1.安里幸男(2023)『日本バスケの革命と言われた男』、文:内間健友・長嶺真輝、双葉社

1978年、沖縄・辺土名高校バスケットボール部が、インターハイで全国3位に輝き、
「辺土名旋風」を巻き起こしました。
本書はそのチームを率いた安里幸男氏の実体験にもとに、指導者としての原点や歩み、
指導哲学が語られています。また、教え子たちの回想、『SLAM DUNK』作者との出会い、
バスケ界へのメッセージを通じて、バスケへの情熱、どのような思いで指導していたのか
など裏側を知ることができます。
さらに、日本代表についても言及しています。高さが重要なバスケットボールで、
平均身長165cmという上背のない辺土名高校が勝ち上がれたのは、緻密な戦術と徹底した
練習量、そしてスピードを武器にしたチームづくりの成果でした。そのような戦術は、
世界の中で小柄な日本代表に通ずるものがあり、2023年バスケW杯で日本代表に感動
したことに加え、具体的な課題についても述べられています。
沖縄バスケ発展のために尽力した行動力の根底には深いバスケ愛があることを知り、
その情熱が成功を生んだことに胸を打たれました。

2.TBS『プロ野球 戦力外通告』

『プロ野球 戦力外通告』は、戦力外通告を受けたプロ野球選手とその家族が
明日を掴み取るために懸命に戦う様子に密着し、新たな人生を切り開こうとする姿を
描いたドキュメンタリー番組です。
この番組の魅力は、プロ野球選手の解雇を通して、リアルな感情や人生の決断を
垣間見ることができる点です。
連日、ドジャースの大谷翔平選手の報道や大型契約など、華やかな話題が多い野球界。
しかしその裏側では、多くの選手たちが自ら引退の時期を選べず、「戦力外通告」と
いう形でキャリアを終えることを余儀なくされる厳しい現実があります。
そうした困難な状況に直面し、将来への不安を抱えながらも、選手たちは自らの思いを
胸に新たな道を切り開こうと奮闘します。トライアウトを受け次のチャンスを模索したり、
別の形で野球に関わる道を選んだり、全く新しい職種への挑戦、さまざまな形で前向きに
生きようとする姿が描かれています。
苦悩・葛藤を乗り越えて決断に至る過程には、家族や周囲の支えがあり、人生の岐路に
立たされた選手たちの言葉や感情の変化から目が離せません。
解雇というシリアスな内容を取り上げながら、どんな結論に至ったとしても、最終的には
清々しい表情で選手たちが未来に向かって踏み出す姿は、私自身の励みになっています。

以上、最近感銘を受けたものでした。
興味が湧いたなら見ていただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!